医薬品販売者試験概要

試験日  試験日は年1回以上、各都道府県が実施します。⇒詳細は「受験情報」で確認してください。

受験資格 ・高等学校卒業(大検・高卒認定試験合格者も可)後、1年以上の実務経験のある者
        ・学歴関係なく4年以上の実務経験のある者
       ・6年制薬学部又は旧4年制薬学部等の卒業者

※ 実務経験とは

T 薬局、卸売販売業を除く一般販売業、店舗販売業、薬種商、配置販売業のいずれかに従事していることが条件です。
U 上記の場合でも業務内容が以下の全てに該当する必要があります。注意を要するのは、調剤事務、配送、卸売等、直接販売に従事しない職種は不可になります。
 1.主に一般用医薬品の販売等の直接の業務を行っていた。
 2.一般用医薬品の販売時の情報提供を補助する業務又はその内容を知ることができる業務を行っていた。
 3.一般用医薬品に関する相談があった場合の対応を補助する業務又はその内容を知ることができる業務を行っていた。
 4.一般用医薬品の販売制度の内容等の説明の方法を知ることができる業務を行っていた。
 5.一般用医薬品の管理や貯蔵に関する業務を行っていた。
 6.一般用医薬品の陳列や広告に関する業務を行っていた。
 7.薬剤師又は医薬品登録販売者の管理・指導の下で業務を行っていた。
V 開設者との間に雇用関係(アルバイト又はパートでも可能)が存在すること。派遣社員は不可。
W 受験日前日までに、各月に80時間以上連続して1年以上従事していること。月の平均時間が80時間では不可。
X 原則1箇所での勤務であり、複数店舗にまたがることは不可。ただし、人事異動や廃業などの受験者の意によるものでない場合で、なおかつ、都道府県知事が認めた場合はこの限りではない。
Y 開設者の発行する証明書が得られること。開設者が死亡していたり、廃業していた場合は不可になる可能性もありうる。

試験内容

試験問題は、厚生労働省発表のガイドライン「試験問題作成の手引き」に準拠して作成されます。これは各都道府県の試験問題に難易度の差がでないようにするためです。
筆記試験のみで、解答はマークシート形式。合計120問の出題です。平均7割以上、かつ各試験項目毎の出題数に対する正答率が3割5分以上の正答がボーダーラインとなります。

    
試験項目 出題数 試験時間
医薬品に共通する特性と基本的な知識 20問 40分
人体の働きと医薬品 20問 40分
主な医薬品とその作用 40問 80分
薬事関係法規・制度 20問 40分
医薬品の適正使用・安全対策 20問 40分
合 計 120問 240分